フッ素入り洗口剤

大人の歯磨き粉 厚生労働省は、2017年3月17日付で、フッ化物イオン濃度(フッ素濃度)1,000~1,500ppm(0.1~0.15%)のフッ化物配合歯磨剤を日本ではじめて医薬部外品として承認しました。これによって、濃度1,500ppmを上限とする高濃度のフッ化物を配合する薬用歯磨剤が医薬部外品として承認されました。日本でのフッ化物配合歯磨剤の市場占有率は、1980年代中期には10%まで低迷しており、2015年には91%となりましたが、フッ素濃度の上限は1,000ppm以下とされてきていました。この承認によって、ようやく欧米やISOの定める濃度の上限と同じとなりました。

当院ではフッ化物濃度(0.145%~0.15%)の歯磨剤4種類を販売しており、大人の齲蝕(虫歯)予防に積極的に使用していただきたいと考えています。

 ※6歳以下の子供には使用を控えること

 ※インプラントが入っている方は使用を控えること(歯科医師と相談)

      参考文献 フッ化物配合歯磨剤に関する日本口腔衛生学会の考え方 ~日本口腔衛生学会 フッ化物応用委員会~